2022/06/11

ニートからの脱出 初級

 私もかつて何度もニート時代を過ごしてきたが、そのたびに脱出してきた。私は20代からニートを経験してきたが、当時は「ニート」という言葉もなかった。あの頃はなんて呼んでいたのだろう?単なる「無職」とか、「引きこもり」・・・という言葉はあったのだろうか?

さて、ニートからの脱出方法だが、とても難しいのは私も重々承知している。働いている今、当時の私が何を考えていたかあまり覚えていないが、かすかな記憶を頼りに、ニートから脱出する方法を考えてみたい。

ニートの原因

まず、やる気が起きない。これがニートをニートたらしめている原因だろう。仕事を探す、というスタート地点に立つことすらハードルが高かった気がする。それどころか夕食を食べに台所に向かうことすらハードルが高かった。ニート時代が長ければ長いほど、いろいろな行動のハードルが高くなる。だからなるべく早い段階でニートを卒業する必要があるのだが、続けられる仕事、及び会社に出会うという最強の高いハードルを超える必要があるため、なかなか一筋縄にはいかない。

一歩前に進むには

さてニートから脱出し、いきなり働き始めるステップまで実現させるには、今書いた通りとてもハードルが高い。そこで私が今までニートを脱出するまでに行ってきたステップアップ方法を少し紹介したいと思う。私ですらニートを脱出できているのだから、本来は誰でも脱出できるはずだ。だが、いきなりゴールを目指すのではなく、まずはスタート地点に立つための準備運動を紹介する。

成功体験を積み重ねていく

なんでもいいので小さな目標を立て、毎日それをこなして成功体験を積み重ねていくのが一番効果が高い。
このときのポイントが、必ず達成できるゴールにすること、だ。
例えば「トイレに行く」というようなマクロサイズの設定でかまわない。
トイレに行くのは実は実際にはひどくめんどくさい。そう感じたときはないだろうか?だからバカバカしいと思わずに、実際に設定し、実行してみよう。

再びパソコンの前、あるいは自分の部屋に戻ってきたら、「あぁ、達成できちゃった」とつぶやいてみよう。
これで一日数回、成功体験を積み重ねたことになる。

次はもう少しレベルをあげよう。私なら「トイレを掃除する」あたりに目標を設定する。いきなり難しくなったと感じるだろうか?難しく感じれば感じるほど、効果が高い。

これが達成できたら、「母親の夕食の手伝いをしてみる」なんてどうだろう?

メルカリ

さて、偉そうなことを書いているが、私も今現在、ほぼニート状態だ。自営の配送の仕事は相変わらず続いているが、ネットからの収入が落ちてきた。何とか対策をするなり、奮起すればいいのだろうけれど、まったくやる気が起きない。
今までは母親の介護が忙しいから、と逃げることができたが、母親が特養(特別養護施設)に入居し、手がかからなくなった現在、そういった言い訳もできなくなってきた。

そこで私も成功体験を積み重ねることにした。私が目を付けたのはメルカリだった。あいにく断捨離をしたかったので、メルカリはうってつけだ。
今まで購入したものの、結局使わなくて捨てるしかないような商品がたくさんたまっている。
不燃ごみの日に捨ててしまえばいいのだが、環境破壊の観点からも捨てるには忍びない。と思っていたところ、メルカリで出品してみようということになった。

と、これが意外と売れる。二束三文にしかならないが、ポンポン売れる。
もちろんすべての商品がすぐに売れるわけではないが、それなりに価値があるようなものは、たいてい出品して1~2日で売れてしまう。

私が心掛けているのは、落札後、15分以内に出荷すること。もちろん自宅に私がいる時間帯に落札されたものに限るが、今のところほぼ確実に自宅にいる18~20時に落札されるので、すぐにコンビニに出発して発送している。
「明日やればいいか」
と躊躇していると、結局ずるずるグダグダになり、成功体験どころか「あぁ、また先延ばししてしまった」と失敗体験を積み重ねてしまう。
なのでこのルールはきっちり守るようにしている。

勢いで始めてしまったメルカリ。
一応、今のところ13個程度出品し、ほとんどが売れた。カメラのレンズのような価格の高い製品もあるが、ほとんどが1,000円以下の商品で、時給に換算すると割に合わない気がするが、「稼ぐ」というよりも、「処分する」という感覚なので、金額は私はこだわらないようにしている。
金額にこだわると途端に売れなくなる。なので、赤字にならない程度で出品し、出品後、1~2日で売れるレベルの金額に設定するように心がけている。

以前から必要もないのにアマゾンで購入し、本当に必要なかったが、捨てるのは環境保護の点からも心苦しい商品が大量にあった。それが1つ1つ減っていくのは、精神的にもメリットしかない気がする。

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