私は週最低2回ずつは、筋トレとロードバイクで10キロ以上走行することにしている。こう書くとストイックな生き方をしている人のように感じるかもしれない。が、実はこのブログでも何度も書いているが、筋トレもロードバイクに乗ることも、とても頭の中は憂鬱感であふれていて、実行に移すまでとても気が重い。
仕事中、車で国道を走っていると、朝早くからジョギング(しかも相当長い距離)している人や、自動車に負けないぐらいの速度で走っているロードバイクなどを見かける。
彼らは喜んで走っているのだろうか?楽しいからやっているのだろうか?
私の女友達のひとりは、ジャズダンスを習いに行くのが楽しみでしょうがないという。
彼女だけではなく、別の友だちもバレエに。そしてまた別の友だちはエアロビクスに行くのが楽しみでしょうがないらしい。もう別の友人は運動ではないが、木彫りを習いに行くのが楽しみらしい。
一体彼女たち、そしてジョギングしている知らない人たちをつき動かしているものは何なんだろう?
私には彼らのように夢中になれるものがあるのだろうか?
武井壮さんのツイッターを見ていると、夜中遅くまで起きていて、「これから100mダッシュ5本だ!」などつぶやいている。
彼もまた楽しいから行っているのだろうか?
ところがそのあと、こんなことをどこかでつぶやいていた。
「本当はめんどくさいしやりたくないんだけれど」
友達の旦那は、自宅に簡易ジムを作って肉体を追い込んでいるらしいのだけれど、本人曰く「本当は筋トレなんてやりたくないらしいよ」ということだった。
惰性を利用せよ
そこで今回は私が実践している、憂鬱でやりたくないけれどやらなければいけないようなことを実行に移す方法を紹介する。
人はある動作をし始めると、惰性でそのまま続けてしまうという調査結果があるらしい。
例えば朝、布団から出たくないなぁ。と起きるのが苦痛な時がある。こんな時は有無を言わさず上半身を起こすと、たいていの人がそのまま布団から出て、起きてしまうらしい。
以前の私は、ごみ箱にゴミを投げて入らなかったとき、そのままごみを床に放置したままだった。が、ある時、こう考えてみた。
ゴミを放置したままで平気でいられる自分でいいのだろうか?
そしてスッと立ち上がり、床に落ちたごみをごみ箱に入れてみた。
この時、めんどくさいと思っていたことが、たった2秒で解決するし、ちっとも労力を消費しない簡単な事だったことに気が付いた。
その時以来、私はゴミ箱に入らないことがあっても、躊躇せずにスッと立ち上がり、ごみを拾ってゴミ箱に入れられるようになった。
この時、立ち上がるかどうか悩む前に立ち上がってしまうのがポイントだ。思い立ったら吉日というが、思い立ったらコンマ秒単位で動いてしまうこと。
筋トレやロードバイクはゴミを捨てるだけの時とはわけが違うが、「よし!」とつぶやいて椅子から立ち上がると、以後、惰性で何とかクリアできちゃうものなのだ。
実は今日は筋トレ日だったのだが、直前まで「今日は気分が載らないし、パスするかな・・・」と迷っていた。
時計を見ると17時半を過ぎていた。18時半には入浴したかったので、やるなら時間的に今しかないと反射的に感じた。そして迷う前に椅子から立ち上がった。
結局、あっというまに筋トレの20分が経過してしまった。
私は普段、親の介護をしているので仕事だけでなく、家事もこなさなくてはならない。こういうときもやるか悩む前に椅子から立ち上がるようにしている。
働くこと
私の日常生活を振り返り、特別何も事件、出来事もないと仮定し、やる気が出ないような時間帯、時期、プロセスなどがあるのかどうか調べてみた。答えは「ある」だ。
どういうわけか私は、日曜日は目が覚めたときからやる気がでない。
日曜日の朝食は、前日スーパーで安売りしていた賞味期限切れ間近のお弁当だったり惣菜やおにぎりだったりする。
平日、仕事から帰ってきたときは、食パンをトースターで焼いてバターを塗り、ガーリックパウダーをかけて食べたり、最近は暑いので冷や麦に自家製のツユにつけて食べたり、簡単ではあるもののそれなりに調理をしてから食べるのだが、日曜日は電子レンジのボタンを押すぐらいしか調理に手間をかけたくない。
また、日曜日は外出どころか部屋から一歩も出たくなくなる。
明日月曜日だから日曜日の朝の段階から憂鬱なのかな、とも思えなくないが、私の平日の仕事は5時間程度で終わってしまう超楽な仕事なので、日曜の朝から憂鬱になるほどでもない。
にもかかわらず、日曜日はとても憂鬱なのだ。
前日の土曜は、「明日は休みだ!」とテンションが高めなのだが、いざ日曜日になってみると、一気にテンションは下がる。
これはなぜなのだろうか?
これもやはり先ほど書いたように、椅子に座った状態に似ているのではないだろうか?平日働いているときは、家に帰ってきてもその惰性で動いてしまうのだ。だからやる気が途絶えることがない。
もし、これを読んでいるあなたが働いていないで家に閉じこもっていながら、やる気が出ない。という状況に悩んでいるのであれば、簡単な短時間のバイト、パートでいいので働いてみることだ。
するとビックリするほど行動範囲が広がる。あれだけ自分の部屋から出ることが苦痛であったにもかかわらず、働くと自分の部屋は単なる休む場所に置き換わってしまう。働いていないといううしろめたさからも解放される。後ろめたさはやる気を破壊する要素のひとつだ。
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