コロナに振り回された2020年。が、こんなことを書くと不謹慎だと怒られるかもしれないが、私にとって2020年はとても快適な1年だった。というのも、2020年は例年とは違う特別な年だったからだ。
暑い日が少なかった
ひとつは2020年は暑い期間、もしくは暑い日が少なかった。
このブログでも何度か書いてきたが、私は暑さが大の苦手だ。将来は本気で北海道か、少なくとも青森に住もうかと計画しているほどだ。毎年5月あたりになると生きているのがしんどく感じるほど、暑い気候が憎い。
ところが、例年であればゴールデンウィークあたりから30度を超える日がちらほら出始めるのだが、2020年はそういった記録的な暑さを記録した「春」が少なかった気がする。
遅い梅雨明け
また、梅雨も例年よりも長く、梅雨明けしたのは8月になろうかという時期だった。例年であれば夏休みが始まるかどうかあたりで、梅雨が明ける。つまり7月の20日以降だ。ところが2020年はこのまま梅雨が明けずに秋まで持ち越すのではないか、というぐらい梅雨明けが遅れた。
残念ながら(?)8月に入ると梅雨が明け、連日暑い日が続いたが、10日ほど梅雨明けが遅れたので、2020年の夏は例年ほど苦しくはなかった。
はやい秋の訪れ
また、9月に入ると気温も下がり、真夏の暑さを体感した時期は例年の半分ぐらいだった気がする。
私は2010~2015年まで、アイスを配送する会社に勤めていたので、暑い時期に関してはかなり詳しい。一般的にはお盆を超えた時期ぐらいから気温が若干下がり始め、9月10日ぐらいから、体感的にも気温が下がるのを実感できるようになる。
2020年は10月にもなると、暑さどころか寒い日が多くなり、12月にいたっては真冬並みの寒さだった。
あいにく私は寒さにはとても強いのだが、2020年の12月はそんな私でもこたえるほどの寒さだった。
2019年の夏から秋にかけては、真夜中肉体労働で汗をかいていたので覚えているのだが、10月でもまだ暑く、とてもしんどい1年だった。それに比べると2020年はとても快適な気候だった。
荷物が減った
2019年12月から、配送の仕事も開始した。が、開始早々コロナが襲った。私の仕事は「荷物の量」で運賃が決定されるのではなく、「量」「距離」にかかわらず一定だ。
そして2020年3月あたりから荷物の量がガクンと減った。だいたい平常時の3分の2ぐらいに減ったと思う。おかげでとても仕事が楽になった。
さらに緊急事態宣言もあって、交通量がだいぶ減ったので、配送の仕事も快適になった。
荷物が減って渋滞も減ったにもかかわらず、運賃は変わらない。私にとって不謹慎だがコロナ禍様様といった年だった。
株
それ以外にも、2020年は株の収入が130万円ほどあった。2020年冬、コロナショックで株価が一時低迷したが、以前から買い時を狙っていた私にとっては、まさにチャンスだった。株の必勝法は、「下がった時に買い、高値で売る」しかない。
コロナ以外に悪い要素がなかったので、いずれコロナが収まったら上げに転じるな、と予想していたが、思った以上に早く上昇に転じてくれた。
悪かった面
もちろん良かった面ばかりだけではない。
母親の認知症は日に日に進行している。1年前の2019年頃は、簡単な料理程度は、何も指示しなくても出来ていた母だったが、今は昼食すら私が用意するようになってしまった。
父親の老いも日に日に進行していっている。父親の場合は、ほぼ毎日寝て、テレビを見て、ため息を漏らす日々なので、うっとうしくてしょうがない。5年ほど前なら、父親がいなくなったときの寂しさを想うと、こみ上げてくるものがあったが、今は存在自体が私にとって苦痛でしかない。
何もしないだけならまだいいが、父は私と正反対で寒さが苦手なのだ。冬は5月まで暖房をかけ、夏は冷房は切ったまま。父の部屋はリビング(台所とつながっている)なので、この蒸し暑さの中で家事をしなければならない。夏になると本気で〇意が湧く。小一時間ほどこの〇意に悶々としながら夕食の準備をし、そして部屋に戻ると、罪悪感に悩まされる。今の私にとってこの悪魔、いや、死神、いや父の存在がとても大きなストレスになっている。
苦労した両親
もちろん父親の苦労も理解している。父は私と違い、自分の楽しむ時間を犠牲にして家族を養ってきた。父も自営だったが、土曜日も祝日も関係ない仕事だったし、日曜日は畑仕事をしていたので、ほぼ仕事を休んだ父を見たことがなかった。
私は自分の楽しみが優先なので、彼のような生活は無理だろう。
私が結婚しなかったのも、自分の時間を犠牲にしたくなかったからだ。
苦労した父の想い出が、私と彼を結び付けている鎖だと思う。
今年の3月あたりから、両親が死んだ後のことを考え、家じゅうの不用品を処分している。数十年前の父親の仕事の帳簿や写真、メモなどが出てきて、父の苦労を目の当たりにしたような気分になる。
だが、そんな想いも父親のため息でかき消されてしまう。
2021年は
2021年になっても配送の仕事に関しては2020年と変わりなしだ。が、もっと安い業者にとられてしまうリスクもある。
また、ネットの仕事の方でコロナの影響が出てきて、今頃になって収益が激減してしまった。
2020年は年収1000万円を超えたが、今年は厳しい年になるだろう。
年金が支給される65歳になるまであと15年。
配送の仕事があと15年続くかどうかは全く予想できない。もしかしたら今年中で終わってしまうかもしれない。
ネットの仕事は、2005年から始めて、もう16年が経過した。いろいろなことがあったが、こちらも先が見えない。65歳まで続けるとしたら、ちょうど今は折り返し地点だ。
さて、今年の年末はどんなことを想っているのだろう?
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