2016/05/12

情熱やワクワクすることをする

 最近、また新しい本を幾つか購入しました。
その中で「これは」と思う本があって読んでいるのですが、その1つに、「未来はえらべる」という本があり、いま熟読している最中です。
いろいろな気づきが発見できたのですが、特に「なるほど!」と思う部分がありました。
この本は本田健さんとバシャール(どちらも今まで知らなかった。本田健さんの名前も聞いたことはなかったし、バシャール?バーシャル?どっちよ。という感じで読み進めていきました)との会話を収めた本で、比較的「神との対話」に似た感覚で読めるのですが、内容が神との対話のように小難しい哲学風ではなく、もう少し現代風の砕けたイメージしやすい内容になっています。
スピリチュアルの本質に近づくための最初の一冊としても十分、素晴らしい本です。

去年(2015年秋)私は、それまで勤めていた会社をやめました。私としては過去最高記録とも言える、約6年勤めた会社でした(今まで1年未満でやめてしまうことが多く、それまでの最高は2年と半年)。
6年の間に何度か壁にぶつかり、もう辞めようか。と思ったことも何度かありました。
ただ、不思議な事に、そういった壁も最終的にあっけなく解決してしまう事が多く、6年間も続けることが出来たのは、最終的には問題・トラブルが解決できたから。ということが大きかったと思います。

例を上げてみると、私は会社の社員をまとめあげて、指示をする立場にあったのですが、社員の中には「そんな仕事できない」とあからさまな態度を取り、言うことを聞いてくれない時があります。
そんな場面でも言うことを聞かせるのが私の役目なのですが、私の力では動いてくれないことも多々あるわけです。
きっと部長に相談したら、「いや、それが君の役目だろう」と更に重荷をかけてくるかもしれません。
それにそのたびに部長に相談していたら、「いちいちそんなことで相談をしてくるな」と言われるかもしれません。

2~3日悩みに悩み続け、もう限界だ、部長に相談して相手にしてくれないのならば辞めよう。もともと私に部下の管理は無理だったんだ。
以前、とある人にこう指摘された。
「君はやさしすぎて叱ることが出来ない。だから管理職には向いていない」
そうだ。私は人の上に立つ様な仕事には向いていないんだ・・・。
相談して相手にされないのであれば、辞めよう。
そう決心して部長に相談してみると・・・

「あ、うん。わかった。俺から言っておく。そういう相談は、どんどん言ってきてよ。
俺も言われないとわからないから」

と、あっけなく解決してしまいました。2~3日悩んでいたのが、たった2~3分の電話で解決してしまいました。
だいたい2~3ヶ月に1回、このような問題にぶつかってはあっけなく解決してしまうという繰り返しだったんです。

ところが、2015年夏、どうにも解決できない壁にぶつかりました。
いつものように最終手段として部長に相談したのですが、もうしょうがない。なんとかやってくれ。と、さじを投げられてしまいました。

これはどういうことだろう?
神様、この試練はどいう意味なんだい?
乗り越えろ。ということなのか。

うん、きっとそうかもしれない。今までのらりくらりと生きてきてしまった。だからきっと総仕上げのテストとしてこの課題を与えてくださったのかもしれない。
この課題から逃げてしまったら、今までの幸せな人生から一転、過去の奈落の底のような人生に舞い戻ってしまうかもしれない。参ったぞこれは。何しろ私にはこれを乗り越えるような能力はないし・・・

スピリチュアル的な考え方にデメリットが有るとしたら、このように振りかかる災難に意味を求めてしまうことでしょうか。でも、スピリチュアル的な考えこそ、こうした災難に意味を求めるのは無駄なことなのに・・・。

さて、結局私は、課題から逃げることを選択しました。そう、会社を辞めようという選択をしました。なので、内心、転落した人生が待っているかも・・・という不安が全く無かったわけではありません。
ただ、引き寄せの法則から不安は不安を引き寄せてしまうので、流れるままに身を任せようと思うようにしました。

で、結果なんですが、それまでも幸せでしたが(まぁ、今述べた些細な問題は何度もありましたが)更に幸せな人生を歩むことが出来ました。
何より心に余裕が出てきて、今まで私の欠点だと思っていたことがいくつも克服できた(掃除嫌いなど)、非常に素晴らしい人生になりました。

今回この「未来はえらべる」という本を読んでいて、このことかな。という部分がありました。
この未来はえらべるという本の中では、情熱を感じたりワクワクを感じることをしなさい。ということが優しく解説してあります。
私も幸せと感じる人生だったので、当然、情熱やワクワクを感じることをして生きていました。自営の仕事は好きだったし、この会社での仕事も嫌じゃない。(たまに問題は起こるけれど)
でも、たまに訪れる辞めたくなるような問題は何なんだろう?
「辞めろ」ということなのかな。
「乗り越えろ」ということなのかな。
どっちなんだろう!!!?

で、この疑問の答えというかヒントが載っていました。

以下、本からの抜粋です。
「情熱にしたがって生きる」といっても、好きでないことに二度とぶつからないと言っているのではありません。もしかしたら、逆に、自分が好きでない波動を持つ状況に、もっとたくさん出会うかもしれません。
好きでないことにぶつかったときは、「その状況をどうやったらポジティブに使えるか」を学ぶチャンスなのです。
しかし、それらの状況は、「私はこれが好きではないんだ」と教えるために起きています。
みなさんはまだしばらくの間、この惑星の住人全員が合意した現実の中で生きていきます。ですから、当然、自分があまり好きでない波長の人や物事にぶつかるでしょう。しかし、だからといって、それにネガティブな形で影響を受ける必要はないのです。
つまり、「さぁ、うまくこの課題を克服してご覧」というメッセージではなく、「もうこの会社に居座り続けていないで、次のステップに行こうや」というメッセージだったのかもしれません。
今までどおり呆気無く解決していたら、ずっとこの会社に居座り続けるかもしれません。だから、私をなんとか辞めさせるために、厳しい問題を突きつけてきたのかもしれません。

どうしてそう思うかというと、私が2010年に訪れた過去最高のどん底から、スピリチュアルに目覚め、ずいぶん成長してきました。
この6年間の間に、私の欠点をどんどん克服していきました。
でも、一番大きな成長が、会社を辞めてからの後の人生だったような気がするんですよね。
多分、あのまま会社に居座っていたら、こんな成長はしていなかったような気がするんだよなぁ。だから辞めて本当に良かった。と思いました。そしてその辞める。ということも、計画の1つだったのかなぁ。と思うのです。